教育虐待が生んだ悲劇:桐生のぞみさんの事件を踏まえて現状の問題等

目次

はじめに

SOSを求めている電話

少し教育虐待について調べていたところ、2018年に母親から医師になるように圧迫されて最終的には子が親を殺してしまった悲しい事件というのがありました。

私自身認識していなかったので、少し深堀りさせていただいて、教育虐待における実際のデータ等も交えてお話できたらと思っています。

教育虐待については、私の友達や知り合いなども、虐待とまでいかないまでも、高圧的な管理をされている人は見かけたことがあります。

僕は子どもがいませんが、仮にいたとしたら、学生時代僕は勉強を疎かにしていたので、絶対に子どもに勉強しろって言えないですね・・・。自分に対して、どの口が言ってるんだって思ってしまいます。

むしろ自分が勉強していなくて、苦労したから勉強しろって高圧的になってしまう親御さんもいるって聞くので、難しいところですよね・・・。

事件概要

教育虐待における殺人

桐生のぞみさんが母親を殺害に至った背景には、「教育虐待」が深く関わっています。この事件は、2018年1月に滋賀県で起きました。桐生のぞみさんは、医師になるよう強く要望した母親を殺害し、その遺体を遺棄したとされています。

スパルタ教育

事件の背景には、母親による過度な期待とプレッシャーがありました。桐生のぞみは、母親から医師になることを強く求められていました。この過剰な期待は、桐生のぞみさんに多大な精神的圧力を与え、最終的には悲劇的な結末を迎えることになりました。

教育虐待

教育虐待とは、子どもの能力や興味、願望を無視し、過度な期待や圧力をかけることで、子どもの心理的、肉体的な健康を害する行為を指します。この事件は、教育虐待が子どもに与える深刻な影響を浮き彫りにし、社会に大きな衝撃を与えました。

裁判の結果

桐生のぞみさんに対する裁判では、彼女の行為に同情の余地があると判断され、懲役10年の判決が下されました。この事件は、教育虐待に対する認識を新たにし、子どもの精神的な健康を守るための社会的な議論を促進するきっかけとなりました。

なぜ医師を目指してほしかったのか?

桐生のぞみさんが母親から医師になるよう強く望まれた背景には、母親自身が持つ学歴コンプレックスが関係しているようです。桐生さんは母親から国立大学の医学部に行くよう命じられ、そのプレッシャーのもとで9回もの浪人を強いられました。受験に失敗し、看護の道に進もうとした際も、母親によってその選択肢を奪われ、最終的には親の呪縛から逃れるために母親を殺害してしまいました・・・。

母親の学歴がコンプレックスで娘に強要してしまった?

桐生のぞみさんの母親、桐生しのぶさんは、工業高校を卒業しており、学歴にコンプレックスを持っていたようです。しのぶさんは一人娘の桐生のぞみさんに対し、医学部への進学と医師になることを強く求めました。母親は自身の最終学歴が高卒であることを悔やんでおり、公立高校から国公立の医学部へ進学することを「滋賀県民のエリートコース」として桐生のぞみさんに強調していたとされています。

藤巻

気持ちは分からなくも無いですが、母親のしのぶさんは親族に対して、のぞみさんが医学部へ合格していないのに、実際は浪人していたのに合格したと口裏を合わせるように強要されていたみたいです。母親自身の見栄などもあったみたいですね。

教育虐待の定義と影響について

うずくまっている子ども
  1. 教育への過度な期待: 特に学歴を重視する文化がある国や地域では、子どもが高い学業成績を収め、名門校に進学することへの期待が非常に高まっています。親が子どもに対して過度な期待を抱き、その結果として教育虐待が発生するケースが増加しています。
  2. 競争の激化: グローバル化や社会の情報化が進む中で、教育が将来の成功に直結するという認識が強まっています。これにより、子どもをより良い環境に、より良い学校に送り込もうとする親のプレッシャーが増大し、教育に関する競争が激化しています。
  3. メディアの影響: 教育に関する情報がメディアを通じて広く伝えられるようになり、成功事例や模範とされるケースが頻繁に取り上げられます。これにより、他者との比較を促し、親に対して子どもを成功させるための圧力となっています。
  4. 心理的・社会的な要因: 親自身が過去に受けた教育や社会的な成功・失敗に対する経験が、子どもへの教育方針に影響を与えることがあります。また、親が子どもを通じて自己の未達成の夢や願望を実現しようとする心理も、教育虐待の一因となっています。
  5. 社会的な認識の変化: 近年、子どもの権利やメンタルヘルスに対する認識が高まっています。これにより、過去には「厳しい教育」と見なされていた行為が「虐待」と認識されるようになり、社会問題として注目されるようになっています。

そもそも教育虐待とは?

教育虐待とは、児童虐待の一種で、教育熱心過ぎる親や教師などが子どもに過度な期待を負わせ、思う通りの結果が出ないと厳しく叱責する行為を指します。これは子供の人権を無視して勉学や習い事などを社会通念上許される範疇を逸脱して無理強いさせる行為であり、子どもの心理的、肉体的な健康を害する可能性があります。

日本における教育虐待は、学歴社会の影響を強く受けています。高度経済成長終了後に教育が普及し、学歴社会が到来して以降、受験戦争が激化し、教育熱心すぎる親や教師による子どもへの過度なプレッシャーが問題視されています。特に、高学歴で経済的・社会的地位の高い両親の元や、低学歴の親が自身の劣等感から子どもに対して過酷な勉強や習い事、受験競争に駆り立てるケースが見られます。

教育虐待は、子どもの精神的な健康に深刻な影響を及ぼし、場合によっては家庭内暴力や重大な犯罪に発展することもあります。親が「子供の未来のため」や「良かれと思って」と自己正当化しながら行うこれらの行為は、子どもにとって過大なストレスとなり、心身の発達に悪影響を及ぼすことが問題視されています。

参考…教育虐待 – Wikipedia

公的なデータに基づいた虐待における社会問題の関係性

  1. 子ども虐待の増加: 1990年から統計が取られ始めて以来、日本での子ども虐待の件数は増加し続けています。1990年度には1,101件であった虐待件数は、2019年度には193,780件に達し、前年度比で21.2%の増加を記録しました。これは過去最大の増加率です。
  2. 法改正と虐待件数: 日本では2000年に「児童虐待の防止等に関する法律」が制定され、2020年までに8回改正されていますが、これらの法改正にもかかわらず、児童虐待の件数は減少せず、むしろ増加しています。
  3. 虐待の影響: 虐待は子どもの心身に深刻な影響を及ぼし、大きな社会問題となっています。虐待予防の仕組みを構築し、早期発見と適切な対応が必要とされています。

参考…子ども家庭庁

藤巻

PDF先は膨大な量なので、ざっくりとまとめさせていただきました。昔から問題視されているし、法改正は行われているが、増加傾向にあるみたいです。情報は少し古いのはご容赦ください・・・。

まとめ

教育虐待は社会問題になりつつあることと、こういった悲しい事件を起こさないような、法改正が必要なんでしょうけど、かなり難しい問題ですよね・・・。

色々と言いたいことがあるんですけど、公的な場ですので、要らないこといっちゃいそうなので、控えますが、教育虐待の事案が減っていくような世の中になることを願っています。

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