徳島市の冷凍おせちにより81人が食中毒、高齢者がいる施設でなにがあったのか?

目次

はじめに

徳島市の冷凍おせちに関連する食中毒の事件をまとめました。

おせちの食中毒に至る経緯などの一連のながれ

  • 事件の発生: 徳島市の食品製造業者「エイブルフーズ」が製造した冷凍おせちを食べたことにより、81人が食中毒になりました。対象者は、栃木県、埼玉県、千葉県、神奈川県、東京都の12の高齢者施設に入居している人たちとのことです。
  • 症状: 被害者は42歳から100歳までの男女で、嘔吐や下痢などの症状を訴え、23人からノロウイルスが検出されたみたいです。
  • 経緯: エイブルフーズから保健所に「冷凍おせちを販売したグループホームなどで体調不良を訴えている人がいる」との連絡があったことから発覚しました。
  • 対応: 徳島県はこの会社を7日間の営業停止処分にしました。また、症状を訴えた人々は入院には至らず、全員が回復に向かっており、軽い症状ですんでいるみたいですね。
  • 調査: 県は、冷凍おせちの製造に携わった従業員がノロウイルスに感染していた可能性があるとみて、詳しい原因を調査しています。

最近の食中毒事件について・・・

最近、食中毒の関連事件が多い気がします・・・。食品製造における衛生管理の重要性が今一度求められている様な気もしますが、食品関連会社に勤めたことのない私が意見するのは違う気がしますよね・・・。

いずれにせよ、高齢者の方が集まっている施設等で、提供される食事は、感染症対策や食品安全の徹底は不可欠なんだな、と思いました。

有限会社エイブルフーズさんってどんな企業?

サービス内容

有限会社エイブルフーズは、徳島県徳島市に所在する企業です。同社はお弁当や仕出し料理の宅配サービス、企業や介護施設等での給食調理サービス、加工食品の製造販売を行っています。

経営理念として、「食を通して、より多くの感謝が集まる会社を目指す」と掲げており、地域の一次生産者と連携して、廃棄される野菜やフルーツ、食べられなくなってしまう魚やお肉をお弁当やお惣菜に活用することで、フードロスの削減に取り組んでいます。

参考…有限会社エイブルフーズさんHP

会社独自の強み等

さらに、特殊冷凍・レトルト加工・瓶詰加工などの食品加工技術を用いて、地域資源を有効活用し、高付加価値のある商品の開発に励んでいます。

これにより、地域活性化と持続可能な社会の実現に貢献しているとされています。また、SDGs(持続可能な開発目標)にも積極的に取り組んでおり、経済、社会、環境の各分野での目標を設定し、その達成に向けた活動を行っています。

お弁当の配達も行ってるみたい

エイブルフーズさんのHPより

会社は、徳島市内エリアにおいて、5000円以上の注文でお弁当の配達を行っており、特に土日は注文が集中するため、早めの予約が推奨されています。

徳島市外エリアにもサービスを提供しており、10000円以上の注文から要予約となっています。また、大口注文にも対応可能で、各種イベントやスポーツ大会向けのサービスも提供しています。

藤巻

お弁当も美味しそうですし、フードロスを掲げてるのは素晴らしいことですよね。地域産業とも連携して、活性化を図っている企業さんですので、HP見てると応援したくなりました。

なぜ食中毒となったのか?原因について

考えている女性

原因については、現在調査中とのことで、ノロウイルスとなってしまった理由について、考えたいと思います。

ノロウイルスの感染経路

  1. 人から人への直接的な伝播: ノロウイルスは非常に感染力が強く、わずかなウイルス粒子で感染することが可能とのことです。製造過程での人の手を介した直接的な伝播が考えられますね。感染者が食品に触れたり、食品を扱う過程でウイルスを広めてしまったり、なんてのもあるかもしれません。
  2. 汚染された水や食品: ノロウイルスは水や食品を介しても伝播してしまうみたいです。例えば、汚染された水で洗浄された食材や、元々ノロウイルスに汚染されていた原材料が原因である可能性がありますね。

冷凍するとどうなるのか?

アニサキス等の寄生虫の対策としては、一旦冷凍するのが推奨されてますよね。

ノロウイルスは低温に強く、冷凍状態でも活性を保つことが知られています。具体的には、4℃で約1~2ヶ月、冷凍状態ではほとんど活性が低下しないとされています。

したがって、冷凍された食品を取り扱う際には、十分な加熱処理が重要となります。ノロウイルスは高温に弱く、85℃以上で60秒以上の加熱により死滅するみたいです。食品を安全に摂取するためには、中心部までしっかりと加熱することも推奨されているみたいですね​。

参考…健栄製薬

藤巻

ノロウイルスの感染経路は様々なため、考えてもしょうがないですね。調査で原因が解明されるのを待ちましょう。

食品製造における衛生管理、ノロウイルスを防ぐために

  1. 従業員の健康管理: 食品製造に携わる従業員の健康状態が重要です。従業員がノロウイルスに感染している場合、特に無症状であっても、食品にウイルスを伝播させる可能性があります。
  2. 衛生的な製造環境: 製造環境の清潔さや、適切な衛生管理が必要です。器具や設備の定期的な洗浄・消毒、製造エリアの衛生状態の維持が重要です。
  3. 原材料の管理: 原材料がノロウイルスに汚染されていないか、適切な検査や品質管理が行われていることが重要です。特に生食品や加熱処理をしない食品の場合、原材料の安全性がより一層重要になります。

法的・規制的対応

食中毒事件は”食品衛生法”で管理

日本における食中毒事件に対する法的・規制的対応は、主に「食品衛生法」に基づいて行われます。この法律は、食品および添加物に関する基準、表示、検査などの原則を定めており、飲食によって生じる危害の発生を防止することを目的としています。食品衛生法は、厚生労働省と消費者庁が所管しており、食器、割ぽう具、容器、包装、乳児用おもちゃについても規制の対象となっているらしいですね。

もし食中毒が発生してしまったら・・・?

食中毒が発生した場合、関連する食品製造業者には営業停止処分などの行政処分が下されることがあります。

これは食品衛生法に基づくもので、感染源の特定、拡散の防止、再発防止策の実施などを目的としていると思います。また、食品衛生法に違反した場合には、当たり前ですけど、罰則が適用されることもありますね。

事件後は調査が入る

さらに、食中毒事件が発生した際には、厚生労働省や地方自治体が詳細な調査を実施し、その結果に基づいて具体的な対策や指導を行うことが一般的です。これにより、将来的な食中毒のリスクを減らすことが目指されています。

法律や規制の改正も時折行われますが、これは新しい情報や技術の発展、過去の事件からの教訓などに基づいて、食品安全の確保と公衆衛生の向上を目的として行われることが多いです。そのため、徳島市の冷凍おせちによる食中毒事件のような事例は、今後の法律や規制の改正に影響を与える可能性があります。

まとめ

最近非常に食中毒関連の事件が多いです。食品における衛生管理は確かに難しい問題です。私も料理を良くするのですが、食中毒に関してはかなり注意していますね。

私が食中毒なって、寝込むのは別にいいんですけど、僕の家族が食中毒なったら、年も若いわけじゃないので、普通に心配になっちゃいますね。

まぁ個人の管理と企業さん一緒に話すなよって話しなんですけど、個人でも気を遣うんだから、企業さんが徹底するのも難しいですよねって言いたいだけです。

かなりの人数の高齢者が体調不良を訴えたとのことで、しっかりと原因を対策して、衛星管理を徹底していただきたいですね。

私個人としての意見は、地域活性化への努力や、フードロスを無くす試みなど、HPを見ていて素晴らしいと感じたので、是非しっかりと対策をして復帰していただきたいです。

藤巻

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次