志賀原子力発電所:能登半島地震による影響と安全性は?運転停止の背景を交えて

目次

はじめに

  • 歴史と概要: 志賀原子力発電所は、石川県羽咋郡志賀町に位置しています。1967年に能登原子力発電所の建設計画が発表され、1980年代後半に着工し、1993年に開設されました。敷地面積は約160万平方メートルで、日本海に面しています​​。
  • 最近の地震と影響: 2024年1月1日に震度7の地震が発生し、志賀原発では変圧器の故障により外部からの電源の一部が使えなくなりました。1号機と2号機の変圧器からは合計で7100リットルの油が漏れ出しましたが、北陸電力は安全上重要な機器の電源を確保しています。また、この地震で発電所敷地内の水位計が約3メートルの水位上昇を観測しました​​​​。
  • 安全対策: 志賀原発では地震対策を含む様々な安全対策が行われており、原子力災害に対する充実した対策が取られています​​​​。
藤巻

そもそも1号機も2号機、どちらも停止中だったはずですね。まずはそれから説明させてください。

志賀原発の変圧器漏れの油について 2024/1/7追記

北陸電力は、志賀原発(石川県)の変圧器からの油漏れに関して、当初発表の量が約1万9800リットルと、5倍以上に達することを訂正しました。

この油漏れは、能登半島地震の影響によるもので、漏洩箇所が当初の想定よりも多いことが判明しました。また、北陸電は、地震による敷地内の水槽の水位変動や変圧器の保護装置の音を誤解するなどの情報も訂正しました。北陸電は、これらの誤報について陳謝し、今後の対応を検討しています。

参考…Yahooニュース

長期間運転を停止していた?


石川県の志賀原子力発電所の1号機と2号機が長期間運転を停止している理由は、2011年の東京電力福島第一原発事故の影響によります。

この事故を受けて、日本国内の原子力発電所では安全性の見直しが行われ、新たにつくられた規制基準への対応が求められました。志賀原子力発電所も、この新規制基準への対応と安全性の確保を目的として、2011年以降運転を停止しています。

特に2号機については、2014年に再稼働のための審査を申請しましたが、敷地内の断層が将来動くかどうかの評価に時間がかかったことから、審査は長期化していました。

現在も両機は運転停止状態にあり、原子炉内には核燃料が存在せず、使用済み燃料は冷却された状態で燃料プールに保管されています​​​​。

原子力発電の仕組み

発電所のイメージ
  1. 原子炉内での核分裂: 原子力発電所の核心部分は原子炉です。ここではウランなどの核燃料が使用され、核分裂の過程で大量の熱エネルギーが発生します。
  2. 熱エネルギーを蒸気に変換: 発生した熱は、原子炉内の水を加熱し、蒸気を発生させます。この熱エネルギーの変換は、電力生成の重要なステップです。
  3. 蒸気でタービンを回転: 発生した蒸気は高圧下でタービンを回転させます。このタービンは発電機に接続されており、タービンの回転によって電力が生成されます。
  4. 発電後の蒸気の冷却: タービンを通過した後の蒸気は冷却され、再び水に戻ります。この水は再び原子炉に送り返され、循環させます。
  5. 制御棒と冷却システム: 原子炉の反応は制御棒によって調整されます。これにより、反応の速度や出力を制御します。また、冷却システムは原子炉が過熱しないようにするために重要です。

このプロセスは連続して行われ、安定した電力供給を実現します。ただし、原子力発電には放射性廃棄物の処理や事故時のリスクなど、いくつかの課題もあります。

福島第一原発事故との関連性

福島第一原発事故は、日本国内の原子力発電所の安全基準に大きな変化をもたらしました。この事故を受けて、日本では原子力発電所の安全性を見直し、より厳しい規制基準を策定しました。

具体的には、従来の規制では考慮されていなかった、地震や津波など大規模な自然災害への対策が不十分であったこと、またシビアアクシデントへの対策が規制対象に含まれていなかったことなどが問題点として指摘されました。

シビアアクシデントとは?

設計時の想定を大幅に超え、安全設計の評価上想定された手段では適切な炉心の冷却や反応度の制御ができなくなり、その結果、炉心の重大な損傷に至る事象

2013年に新しい規制基準が導入され、これには大規模な自然災害対策の強化、シビアアクシデント対策の義務化、テロ対策の強化などが含まれています。この新しい規制基準は、独立性の高い規制機関「原子力規制委員会」によって策定され、日本の全ての原発にこの基準を満たすことが求められています。

このように、福島第一原発事故は、日本の原子力発電所の安全基準を大きく見直すきっかけとなり、全国の原発での安全対策の強化につながっています​​​​。

志賀原発の安全性

  • 安全対策の取り組み: 北陸電力は、福島第一原子力発電所の事故を受けて、多様な安全対策に取り組んでいます。これには炉心損傷防止対策、電源車の配備、緊急時対策棟の設置などが含まれており、新規制基準を満たすとともに、発電所の安全性をさらに高めるための継続的な取り組みが行われています​​。
  • 原子力災害対策の強化: 北陸電力は、原子力災害対策の充実にも取り組んでおり、この分野での主な取り組みには、原子力事業者間支援体制の強化、発電所・本店の各機能班の名称変更、新型コロナウイルス感染予防対策の導入などがあります​​。
  • 規制委員会による評価: 原子力規制委員会による安全性向上評価では、志賀原子力発電所が規制基準の継続的な改善に努めていることが確認されています​​。

参考…北陸電力HP

これらの情報から、志賀原子力発電所は地震などの自然災害に対する安全対策を強化し、その安全性を高めるために積極的に取り組んでいることがわかります。

また、原子力規制委員会による評価も発電所の安全性向上に向けた取り組みを支持しています。これにより、今後も発電所の安全対策はさらに強化されていくことが期待されます。

藤巻

情報自体はあまり出て無いので、なんとも言えませんが、現状安全性については問題無いように思えます。

地域社会との関係

  1. 情報提供と対話活動: 地域の住民に対して発電所の情報を提供し、対話を推進しています。これには、志賀町ケーブルテレビや広報誌「ハマナスねっと」を通じた情報提供が含まれます。
  2. 交流活動: 地域の住民との交流を深めるために、クラフト教室や親子向けの科学教室を開催しています。これらの活動を通じて、発電所の現状や安全対策に関する情報を提供しています。
  3. 地域行事への参加と支援: 地域の祭りやイベントへの参加、これらのイベントの支援を通じて、地域との交流を深めています。
  4. PR施設「アリス館志賀」での活動: アリス館志賀では、地域団体やサークルの発表の場を提供し、子どもたち向けの科学教室を実施しています。
  5. ボランティア活動: 海岸の清掃や地域の美化活動、福祉施設への慰問活動、交通安全指導などのボランティア活動を行っています。
アリス館志賀

まとめ

一先ずは調べた限りですと、今回の地震影響で原発の安全性については問題なさそうです。しかし、今現在新しい情報が入り次第、アップデートされていくので、情報の錯誤が発生し、混乱を招く場合があります。

そのため非常にデリケートな話題かと思いますので、情報を鵜呑みにせずに、公的機関の情報をしっかりと確認しましょう。

僕も福島第一原発の問題はよく覚えてますので、今回原発との関連性が気になったため、記事にさせていただきました。関係性というよりは、原発の全体的な情報を洗い出す様な形になりました。随時情報が入り次第こちらの記事もアップデートしていけたらと思います。

藤巻

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次