山梨県甲府市『メイプルランチ』による弁当からのノロウイルス集団食中毒

目次

概要

山梨県甲府市の飲食店「メイプルランチ」で提供された弁当が原因で集団食中毒が発生しました。この事件は12月12日に起こり、9つの異なる事業所で弁当を食べた計107人のうち23人がノロウイルスによる食中毒の症状を示しました。

市の調査により、これらの人々の共通点は「メイプルランチ」の弁当を食べたことであると判明しました。その結果、ノロウイルスが複数の患者から検出され、この飲食店が提供した弁当が食中毒の原因と断定されました。

また、「メイプルランチ」は食品衛生法に基づく菓子製造業の許可を受けていましたが、弁当製造に必要な飲食店営業許可は取得していなかったことが判明しました。このため、甲府市から営業停止の指示が出されました。

ノロウイルスは嘔吐や下痢などの胃腸炎症状を引き起こすことで知られており、特に共同食事の場では感染が広がりやすい公衆衛生上の問題です。この事件は食品安全規制の遵守と食品の準備・販売に必要な許可の取得の重要性を浮き彫りにしています。

この件について

正直情報が無さ過ぎて、概要で完結してる感じあるんですよね。

Instagram等を見たかったのですが、もう削除されており、拝見することができませんでした。ここからはノロウイルスについてと、食品衛生法の営業許可関連を深堀させてください。

僕が気になったポイントを深堀し、分かりやすくお伝え出来ればと思います。あとは僕がカンピロバクターになったエピソードでもお話出来ればと思います。

ノロウイルスとは?

ノロウイルスは、主に胃腸炎を引き起こすウイルスです。主な症状には、嘔吐、下痢、腹痛、時には発熱などが含まれます。ノロウイルスによる胃腸炎は、冬季に特に多く発生し、急激に感染が広がることが特徴です。

感染の状況と原因

ノロウイルスの感染経路は主に以下の通りです:

  1. 汚染された食品や水の摂取: 特に生の貝類、未加熱の食品、水道水などの汚染された水源が関与します。
  2. 感染者との接触: 感染者の嘔吐物や便に接触した手で口を触ることで感染します。
  3. 汚染された表面への接触: 感染者が触れた物や表面に触れた後、手で口や顔を触ると感染する可能性があります。
生の牡蠣
藤巻

生牡蠣で当たる人はかなりいますよね?僕はあまり食べてないのもあって、未だに当たりを引いたことは無いですね。

対策

ノロウイルスの予防と対策には以下のような方法があります:

  • 手洗い: 石鹸と水を使って、特にトイレの後や食事の前には丁寧に手を洗います。
  • 食品の安全な取り扱い: 生の食品と調理済みの食品を別にして、食品は十分に加熱して調理します。
  • 表面の清掃と消毒: 感染が疑われる表面は、塩素系漂白剤または適切な消毒剤で清掃し消毒します。
  • 感染者との接触制限: 感染者から適切な距離を保ち、可能な限り直接の接触を避けます。

注意点

ノロウイルスは非常に感染力が高く、少量のウイルスでさえも感染を引き起こすことができます。また、ウイルスは一般的な消毒剤に対して耐性があるため、予防対策を徹底することが重要です。

ノロウイルスに関するさらなる情報は、公衆衛生機関や医療機関から提供される情報を参照することをお勧めします。

藤巻

以前職場で吐いた人がいて、アルコール消毒等をやった記憶がありますね。感染力は高いと聞いてますが、実際に伝播したりしたのは見たこと無いです。

食品衛生法について

食品衛生法は、飲食による健康被害の発生を防ぐための日本の法律です。この法律の目的は、飲食に起因する衛生上の危害の発生を防ぎ、国民の健康の保護を図ることにあります。食品衛生法は1947年に制定され、食品や添加物、器具や容器包装、表示や広告、行政による監視指導、検査、営業許可などを規定しています​​​​。

法律の構成は以下の通りです:

  1. 総則:法律の目的、行政の役割、対象となる事業者、用語の定義など。
  2. 食品及び添加物:食品や添加物の清潔かつ衛生的な取り扱い、禁止される食品の規定など。
  3. 器具及び容器包装:使用する器具・容器包装の清潔かつ衛生的な要件。
  4. 表示及び広告:食品や添加物の表示に関する規定。
  5. 食品添加物公定書:添加物の規格や基準に関する公定書の作成。
  6. 監視指導:食中毒の予防と対策に関する行政の監視指導。
  7. 検査:食品、添加物、器具、容器包装の検査。
  8. 登録検査機関:検査を行なう機関に関する規定。
  9. 営業:食品衛生管理者に関する規定。
  10. 雑則:その他の規定。
  11. 罰則:法違反に対する罰則。

2018年には大規模な改正が実施され、食中毒への対策強化やHACCP(ハザード分析重要管理点)に沿った衛生管理の制度化などが行われました。特にHACCPに沿った衛生管理の制度化は、原則として全ての食品等事業者が取り組む必要があります​​。

今回の山梨県甲府市の飲食店「メイプルランチ」のケースでは、食品衛生法に基づく菓子製造業の許可はあったものの、弁当製造に必要な飲食店営業許可を取得していなかったため、法律違反となりました。

食品衛生法では、食品の製造・販売には適切な許可が必要であり、これに違反すると営業停止などの措置が取られることがあります。このように食品衛生法は、食品の安全性を確保し、公衆衛生を保護するために重要な役割を果たしています。

HACCP(ハザード分析重要管理点)とは?

HACCP(ハザード分析重要管理点)は、食品の安全性を確保するための国際的な管理システムです。このシステムは、食品製造や加工の各段階で発生する危害(ハザード)を科学的に分析し、重要な管理点(CCP: Critical Control Points)を特定して管理することによって、食品の安全を保つことを目的としています。

HACCPの主な原則

HACCPシステムは以下の7つの原則に基づいています:

  1. 危害分析: 食品製造の各工程で潜在的な危害を識別します。
  2. 重要管理点の特定: 危害を防止、排除、または受け入れられるレベルに減少させるための重要な工程を特定します。
  3. 限界値の設定: 各CCPでの危害をコントロールするための基準や限界値を設定します。
  4. 監視手順の確立: CCPの監視を行い、制御が維持されていることを確認します。
  5. 是正措置の確立: 監視の結果、CCPが制御下にないことが判明した場合の是正措置を計画します。
  6. 検証手順の確立: HACCPシステムが効果的に機能していることを確認するための検証手順を確立します。
  7. 文書化と記録の維持: HACCP計画と実施記録を文書化し、維持します。

HACCPの重要性

HACCPは、単に食品の問題を発見して対処するのではなく、問題が発生するのを予防することを目的としています。これにより、食品の安全性が高まり、最終的に消費者の健康を保護することにつながります。また、国際的な食品安全基準にも対応しており、食品輸出入の際の信頼性の確保にも寄与します。

適用範囲

HACCPは、農産物の生産から食品の加工、流通、販売に至るまでの全ての段階に適用されます。食品業界においては、HACCPは食品安全管理の基本とされており、多くの国で法的要件となっています。

取得しなかった理由について

これについては調べても出てこなかったため、憶測で何個が挙げてみます。個人的に興味深かった項目については深堀してみました。

  1. 認識不足や理解不足: 経営者が食品事業を運営するための法的要件、特に異なるタイプの食品準備や販売に必要な許可について完全に理解していない場合があります。
  2. コスト回避: 必要な許可を取得するには費用やその他のコストがかかることが多いです。特にビジネスの初期段階で経費を節約しようとする経営者もいます。
  3. 規制の複雑さ: 正しい許可を取得するプロセスは複雑で時間がかかることがあります。特に小規模事業者にとっては、これらの規制を理解し対応することが難しい場合があります。
  4. 見落としや過失: 当初は異なる範囲の事業(例えば、菓子製造など)で始まり、後に弁当製造を含めるように事業が拡大したが、許可の更新や追加の必要性に気づかなかった可能性もあります。
  5. 意図的な非遵守: まれに、事業者が罰則や検挙のリスクを低いと見なして、故意に適切な許可なしで営業することもあります。

これらは一般的な考察であり、「メイプルランチ」のケースに特定的に当てはまるとは限りません。食品事業を適切な許可なしに運営することは、重大な法的問題、罰金、事業の閉鎖、さらには消費者に対する健康リスクをもたらす可能性があります。そのため、食品安全規制の遵守と適切な許可の取得は、食品事業を運営する上で重要な側面です。

コストと申請受理までの時間について

コスト

営業許可の申請には費用がかかります。例えば、東京都新宿区で飲食店営業許可を取得する場合、申請料は約18,300円です。もし店内で菓子類を作って販売する場合は、追加で菓子製造業の許可を取得する必要があり、その場合16,800円が追加されます​​。この費用は営業形態や地域によって異なるため、具体的な金額は各自治体のWebサイトで確認するのが良いでしょう。

藤巻

自治体で違っていて、相場は16000円~19000円ほどとのことでした。参考サイトを最後に記載しておきますね。

時間

営業許可の取得プロセスは複数のステップに分かれています。まず、保健所への事前相談が重要です。店舗の平面図を持参し、設計変更が難しい後の段階で問題がないかを確認します。次に、必要な書類を準備し、保健所に営業許可の申請を提出します。申請後は保健所による立入検査が行われ、その後営業許可証が交付されます​​​​。

営業許可の申請から許可証が発行されるまでには2~3週間かかる可能性が高いです。そのため、開店予定日の少なくとも1ヶ月前には申請手続きを開始することが勧められます​​。

その他の要件

飲食店を開業するためには食品衛生責任者の資格が必要です。この資格は、栄養士、調理師などの資格保有者や食品衛生責任者養成講習会の受講者が取得できます​​。また、収容人数が30名以上の飲食店では防火管理者の設置も必要です​​。

参考…飲食店の営業許可について

今回の件とコストについて

正直コストについては、あまりかかるものじゃないため、シンプルに失念していたか、誤認していたケースが濃厚かな?と思ってます。上記で挙げた『見落としや過失』ってとこですね。

僕の食中毒について

5年ほど前の話しですが、カンピロバクターになったことがあります。いわゆる鳥の生食でなるやつですね。自分で調理した肉で食中毒になった、とかではなく、居酒屋で鳥のたたきがお通しで出てきたのですが、それでなりました。

ちなみに自分だけでは無く、職場の飲み会だったため、僕を含めて3人が発症しましたね。。。

せっかくなのでカンピロバクターの概要を

カンピロバクター(Campylobacter)は、グラム陰性でらせん状に湾曲した形態を示す細菌の一属で、特にCampylobacter jejuniとCampylobacter coliがカンピロバクター症の原因菌として知られています。これらの菌は、動物の腸管、生殖器、口腔などに常在し、一部はヒトの食中毒の原因となります。

感染源と感染経路

カンピロバクターは多くの恒温動物に生息しており、家禽類、ウシ、ブタ、ヒツジ、ダチョウなどの食用動物に広く行き渡っています。

主な感染経路は、加熱不十分な肉、特に鶏肉、生乳や細菌で汚染された牛乳、汚染された水や氷などを介しています。

これらの菌は糞便によって湖や河川の水が汚染されることもあり、肉類や無殺菌の牛乳に混入することがあります。感染者との接触、特に便で汚染された食べ物や性的接触、または感染した動物との接触も感染経路となります。

症状

カンピロバクター感染症の症状は通常、菌に接触した2~5日後に始まり、約1週間続きます。主な症状には下痢、腹痛、けいれんがあり、重症化することもあります。下痢は水様性で、時に血性のことがあり、吐き気、嘔吐、頭痛、筋肉痛、38~40℃の発熱も起こります。

藤巻

僕は発熱と下痢、嘔吐でしたね。地獄かと思いました。

合併症

カンピロバクター感染症の合併症としては菌血症、ギラン・バレー症候群、反応性関節炎などがあります。特に、菌血症は大腸炎の患者に一時的に起こることがあり、血流による他の臓器への感染も報告されています。感染後の合併症には、反応性関節炎、神経障害、呼吸器に起こるポリオ様の麻痺、重症の神経機能不全などがあります。

治療と予防

一般的には、電解質の補充や脱水の補正以外に治療は必要ありませんが、侵襲性の患者や保菌者に対しては抗生物質での治療が推奨されています。予防には、食品の流通段階全体での対策、適正な衛生状態での解体処理、家庭での適切な調理法(特に肉類の十分な加熱)などが重要です。

僕がなったカンピロバクターの症状について

当時僕は水戸にいまして、水戸駅の周辺に宮下銀座商店街っていうちょっとアングラ感がある良さげな飲み屋街があるんですよね。そこの通りの店でいつも通り、上手い飯と酒を飲んだつもりだったんですが、まさか食中毒になるとは思ってませんでした。

具体的に発症したのは24時間以上たってから

朝は普通通りに仕事へ行き、少し体調が悪いなって感じてました。そのため昼食時に薬局へ薬を買ってくると上長へ伝えたところ、熱をまず測った方がいいと言われ、測ると38度越えの高熱でした。

すぐさま早退して、医者にみせるべきと言われ、帰宅途中にある内科を受診。お医者さんが胃を気にしてて、特に痛くもなんともないと、その時は伝えました。念のため、胃薬を処方されたのですが、これが結果的に良かったのかな?

耐えきれない痛み

帰宅しておにぎりを食べた瞬間、胃に物が入った瞬間でしょうか?その瞬間耐えられない痛みと伴に強烈な吐き気を催して、すぐさまトイレへ。

その後は、フローリングの床の上でカブトムシの幼虫みたいにお腹を押さえてうずくまっていましたね。吐いても胃液しか出なくなって、もがいていたら、いつの間にか気絶していたみたいで、起きた時にはみぞおちがズキズキと痛む程度になっていました。

その後

ズキズキと痛む程度とは言え、固形物を食べる気にはなれなかったし、なによりも身体が拒絶していたので、痛みが治まるまで、ゼリー飲料やプリン、おかゆなどで過ごしました。多分1週間ぐらいは痛かったですね。

職場に行くと自分と同じような人が複数いたため、あの日の鶏肉なんだろうなぁと思いました。しかし確証は無いですし、特にお店側を糾弾したりといったことはしませんでした。

初めて急性胃腸炎症状を味わったので、今思えばいい経験だったかもしれません・・・。

まとめ

今回は事件の全貌というよりは、その要素についての深堀になってしまいました。もしお求めの情報が相違していた方は申し訳ございません。おそらく追加情報で今後明らかになると思いますので、情報が入り次第アップデートしていければと思ってます。

ご覧いただきありがとうございました。

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